「次の一手が見えない」という壁にぶつかる経営者
創業期から順調に成長してきた会社が、ある規模に達すると急に「次に何をすればいいか分からない」という壁にぶつかることがある。日々の業務は回っている。しかし次のステージに進むための一手が見えない。同じ行動を繰り返しているだけで、結果も変わらない。
知識を学んでも状況が変わらない理由
多くの経営者は、この状態に対して「もっと勉強しなければ」と考える。戦略のセミナーに通い、マーケティングの本を読み、組織論を学ぶ。それ自体は悪いことではない。しかし、学んだ知識をいくら足しても状況が変わらないという経験をした経営者も少なくないはずだ。
戦略は「型」にすぎない。その前に必要な「軸」
理由は単純である。戦略やノウハウは、あくまで「型」に過ぎない。型を使いこなすには、その前提となる「軸」が必要である。軸とは、その会社が何を目指し、何を大切にし、何を捨てるのかという判断基準そのものである。軸が定まっていない状態で新しい戦略を取り入れても、それは自社に合わない借り物の型になってしまい、結局現場で機能しない。
まとめ:軸が定まって初めて、戦略は選び取れる
次の一手が見えないと感じたときにまずやるべきことは、新しい戦略を探すことではない。自社の軸、つまりコンセプトを今一度言語化し直すことである。軸が明確になって初めて、数ある戦略の選択肢の中から「自社に合うもの」を選び取れるようになる。